今月は、三之助の「三之助豆腐」を使って「豆腐百珍十六、金砂豆腐」(すなごどうふ)を作りました。
「金砂豆腐」とは、三之助豆腐の水気を充分に切り、生地をすり鉢でよく擂って滑らかにし、卵白でつないでかまぼこ板へ、更に裏ごしたゆで卵の黄身をのせ、二色にして蒸し上げたものです。
手順は多いですが、ひとつひとつの作業は至ってシンプルであり、素朴な味わい、しかも色鮮やかな一品です。
お正月料理の一品やおもてなしの献立に加えてはいかがでしょうか。
「金砂豆腐」を食べた人は、その優しい味と美しさに日本料理の原点を見るような想いにかられるでしょう。
かまぼこ板の代わりに押し寿司などの木枠などでもよいでしょう。茹で卵の黄身のうらごしを豆腐の上にのせて軽く押さえるのに重宝します。ポイントは、充分に冷ましてから切ると綺麗に切れます。
原材料の味と砂糖、塩だけの調味の技をご堪能下さい。
江戸時代の味を「ああ、美味しい。」と感じることが、現代に生きる私たちの役目として、次代に日本の心を繋ぐことができる一つの行為です。
江戸の料理、心、文化をあらゆる角度からお楽しみ下さい。
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