|
三月、「弥生」(やよい)。厳しい寒さから開放されいよいよ春の到来です。「弥生」とは、全てのものが春の光に包まれ、冬の間に眠っていた植物が一斉に「弥生(いやおい)茂る月」との意味で「弥生(やよい)」と呼ばれるようになったという由来があります。
植物を始め命あるものには“季節”という環境があり、春の芽生えに始まり、夏の活動期、秋の実り、冬のリセットそして眠りと命の営みは循環し、廻ります。
私たちの命の営みを始め、自然万物に包まれているこの世で息づく全てのものは、相互に絡み合って影響し合い、ものごとの始めと終わりや楽しいときや苦しいときを自然界の季節に例えたり、受け止めたりするものです。
今月、三月はそんな一年の出発点、芽生えの季節です。新しい春を食卓に沢山取り込んで季節を存分に謳歌しましょう。
さて、今月は三之助の「油揚げ」を使って春の香りたっぷりの「芹ごはん」と「春の袋煮」をご紹介したいと思います。
「芹ごはん」は油揚げで炊いたシンプルなお醤油ご飯に、この時期ならではの“芹”をさっと湯がいてたっぷり混ぜ込みます。「芹ごはん」をいただくと、一年の流れが一巡し、また一年の始まりが廻ってきた喜びを感じます。
「春の袋煮」は、油揚げに豆腐・大和芋・木耳・絹さや・人参を入れて甘辛の出汁でサッと煮た袋煮です。菜の花の青菜を添えれば、春の菜の花畑を連想させる季節料理になります。
どちらもこの季節ならではの春の香りを楽しめるお料理、存分に“春”をご賞味下さい。
|