季節のレシピ
【2007年】
【6月】
絹揚げ
【12月】
百合根がんも
【5月】
ふわふわ
【11月】
豆乳
【4月】
しめじがんも
【10月】
玉ねぎがんも
【3月】
油揚げ
【9月】
「特選」と「葛」
【2月】
煎り豆
【8月】
かちかち
【1月】
只管豆腐(ひたすらどうふ)
【7月】
和ら絹


【2007年12月のレシピ】 百合根がんも

百合根がんものご馳走サラダ十二月、「師走」(しわす)。

いよいよ一年の最終月12月、「師走」(しわす)に入りました。「師走」(しわす)とは、僧侶を迎えて経をあげてもらうために「師が忙しく走る」という意味から「師走」となったようです。

12月は、年の締め括りとして誰もがこの一年間を振り返り、新たな夢や志に向かって再生する切り替えの時期を迎えます。食や暮らしの面でも農作物の収穫が終わり、貯蔵するための加工作業や新たな年を迎える祝いの席の準備などに忙しい時期を迎えます。

今月は、秋冬限定の商品、今年の収穫を終えたばかりの新の百合根を包み込んだ「百合根がんも」を取り上げてみたいと思います。

百合根がんもの昆布あんかけ一品目は、「百合根がんものご馳走サラダ」です。季節の野菜にこんがり焼いた“百合根がんも”を合わせ、柚子風味のポン酢おろしで味付けします。トッピングにカリッと揚げた蓮根チップを添えれば、来客の多い12月のおもてなし料理にも使えるお洒落な一品のご紹介です。

二品目は、「百合根がんもの葛かけ」です。こんがり焼き立ての百合根がんもに生醤油を塗り、昆布だしの葛あんをかけていただく料理です。生醤油の香ばしい香りと百合根のポクポクした食感、それを包む優しい葛の滑らかさがお口の中でひとつになる味の妙をお楽しみいただけるかと思います。

どちらも12月、1月の食卓に相応しいご馳走おもてなし料理です。暮れの来客やパーティー、お正月のおもてなし料理としてご活用下さい。


百合根がんものご馳走サラダ
百合根がんもの昆布あんかけ
季節のレシピ保存版

【2007年11月のレシピ】 豆乳

豆乳スープ十一月、「霜月」(しもつき)。

「霜月」の由来は、「霜降り月」の略とされ、「霜月」になったとされています。上旬には立冬をむかえ、季節は冬に入ります。辺りの田畑には霜が盛んに降り、景色も色鮮やかな稔りの秋からモノトーンの冬色へと変化していきます。

生き物たちは冷たく静かな冬に向かって最後の冬支度を次々に終えていきます。

お豆腐素材の「大豆」の収穫もこの十一月中、霜が降りる前には全て終えなければなりません。人も動物も、植物も皆、十一月は冬支度に忙しい月とも云えるのです。

今月は三之助の「豆乳」を使ったお料理二品のご紹介です。

豆乳フレンチトースト一品目の「豆乳スープ」は、豆乳と冬野菜の優しい甘味いっぱいの簡単スープ。寒くなってより一層甘味が増したキャベツと生椎茸を使い、あっさり味のスープです。冷えた身体を芯からほんのり温めてくれる一品です。

二品目の「豆乳フレンチトースト」は、こっくりとクリーミーな三之助の“豆乳”と“卵”で作るフレンチトーストに、リンゴの簡単ソースを添えていただくお洒落なスィーツです。

どちらも簡単で美味しく、しかもヘルシーな料理。豆乳の栄養素は美肌作りばかりではありません。バランスよく、ふんだんに含まれる栄養素や成分は、現代人に必要なものばかり。これを機会に“豆乳”をより身近な美味しい食材として、お使いいただければと思います。


豆乳スープ
豆乳フレンチトースト
季節のレシピ保存版

【2007年10月のレシピ】  「玉ねぎがんも」

玉ねぎがんもバーガー十月、「神無月」(かみなつき)。

「神無月」の語源は、「無」は「の」の意味で、「神の月」という説が有力のようです。十月は稲刈りも終え、里で田を守っていた神々の役目も終わり、出雲の国に出かけて行って里を留守にしているので、神がいないという意味から「神無し月」となったという説もあるようです。

季節もすっかり秋らしくなり、稲刈りだけでなく、秋野菜の数々も収穫を迎え、町の店頭に出揃いました。暑い夏の光を一杯浴びた野菜達が実を充実させて、ハ

シリや旬の味わいをその彩りや形で知らせています。何故か秋野菜には、秋野菜らしさが滲み出ていますよね。

今月はそんな秋の恵みを三之助の「玉ねぎがんも」と組み合わせた創作レシピをご紹介します。

玉ねぎがんもと秋野菜のスチーム三之助の「玉ねぎがんも」は、一枚のがんもに玉ねぎをまるまる一つ使っています。こんがり揚がったがんもには、加熱して引き出された甘〜い玉ねぎがそれはもうたっぷり入っています。

一品目は、「玉ねぎがんもバーガー」。ハシリの蓮根を入れてシャキシャキの食感を加えたヘルシーなハンバーガーのご提案です。

二品目は、「玉ねぎがんもと秋野菜のスチーム」です。秋野菜のスチームにそのままの玉ねぎがんもを添えて、胡麻ダレとお豆腐マヨネーズでいただきます。その日の気温によっては、玉ねぎがんもを一緒に蒸して温めてもよいかもしれませんね。

黄金色にこんがり揚がった香ばしいがんもの中は、ふんわりお豆腐と玉ねぎの甘味が詰まっています。”旬の野菜”と合わせて秋の恵みを存分にお楽しみ下さい。


玉ねぎがんもバーガー
玉ねぎがんもと秋野菜のスチーム
季節のレシピ保存版

【2007年9月のレシピ】 「特選」と「葛」

お豆腐の黒蜜葛寒九月、「長月」(ながつき)。

「長月」の由来は、「夜長月」(よながつき)の略からなったとされる説があります。他には、「稲刈り月」からという説、「長雨月」からという説もあるようです。

今年の夏はとても暑い夏でした。外気の暑さと室内の冷気の差に身体もさぞお疲れ気味のことと思います。夏とはいえ、必要以上に冷やしてしまう室内の冷気は内臓まで冷やしてしまいます。「葛」は、そんな身体を芯から優しく温める食材として昔から重宝されてきました。お馴染み“葛湯”として風邪予防、二日酔いの回復薬としてご存知と思います。「葛」は、現代人にもおおいに取り入れたい食材です。

お豆腐ときのこの茶碗蒸し今月は三之助の「特選」と「葛」を使ってお豆腐と葛の組み合わせ料理「お豆腐の黒蜜葛寒」と「お豆腐ときのこの茶碗蒸し」の二品をご紹介します。

一品目の「お豆腐の黒密葛寒」はお豆腐を葛と寒天で固めて黒蜜でいただく和風スィーツです。葛のもちもちした食感が上品なスィーツに仕上げています。

二品目の「お豆腐ときのこの茶碗蒸し」は季節のきのこの旨味を引き出し、お豆腐だけで作った“茶碗蒸し”です。仕上げにかけるきのこ出汁の葛あんが全体に絡まってふんわり優しい茶碗蒸しになりました。

今月の百珍の葛湯使いとともに「葛」の妙を存分に味わえる今月の料理、ちょっとした“お手間”と共に作る楽しみも味わってみて下さい。


お豆腐の黒蜜葛寒
お豆腐ときのこの茶碗蒸し
季節のレシピ保存版

【2007年8月のレシピ】 かちかち

"夏の豆腐薬膳" かちかちソテーの豆鼓(トウチ)ソース八月、「葉月」(はづき)。

「葉月」の由来は、新暦で九〜十月に当たる為、「葉が落ちる月」で「葉月」となったという説。稲穂の穂が熟して膨らんで「穂張り月」(ほはりづき)から「張り月」(はりづき)・・「葉月」となったという説。雁が始めて飛来する月なので、「雁初来月」(がんは鼓鼓)から「葉月」となったという説など諸説あるようです。

暦(こよみ)の上では立秋ですが、暑さはまだまだ続きます。夏の暑さに身体もお疲れではないですか?

今月は三之助の「かちかち」を使って元気回復、“夏の豆腐薬膳”「かちかちソテー豆鼓(トウチ)ソース」と、食欲を刺激する“夏の豆腐イタリアン”「かちかちのハーブ焼き 焼き野菜サラダ添え」の二品をご紹介します。

"夏の豆腐イタリアン" かちかちのハーブ焼き 焼き野菜サラダ添え外気の暑さと室内の冷房の冷えで少々疲れ気味の身体。まずは、日々の食生活から見直して体調回復を目指しましょう。暑いからと言って冷たいものばかりでは身体の機能が弱ってしまいます。季節の野菜をたっぷり合わせたお豆腐料理で心も身体もリフレッシュして下さい。


"夏の豆腐薬膳" かちかちソテーの豆鼓(トウチ)ソース
"夏の豆腐イタリアン" かちかちのハーブ焼き 焼き野菜サラダ添え
季節のレシピ保存版

【2007年7月のレシピ】 和ら絹

冷製 夏の椀 (和ら絹・焼き茄子・じゅんさい)七月、「文月」(ふみづき)。

今から三千年も前の中国の古詩から伝えられたという「七夕」は、陰暦の七月七日に天の川を挟んでひときわ明るく輝く二つの星を、年に一度しか会えない恋人同士にみたてたロマンチックな恋物語。主人公の織女の機を織る仕事、「棚機」(たなばた)からこの日を「たなばた」と呼び、その織女に文を供えるという意味で七月を「文月」(ふみづき)とも呼んだという由来があります。一方、稲穂のふくらむ月ということで「ふくらみ」「ふくみ」「ふみづき」・・となったという説もあるようです。

にがうりの白和え今月は三之助の「和ら絹」を使って本格的な暑さが始まるこの季節に合わせ、涼味と共に季節の風味もご堪能いただける豆腐料理をご紹介いたします。

三之助の「和ら絹」は、絹豆腐ならではの木目細かいクリームのような食感の中に豆の風味の芳醇さが感じられる厚みのある味わいが致します。季節柄、どうぞ氷などで冷たくしてお召し上がり下さい。お豆腐が口の中で解けるその瞬間、それまで閉じ込められていた豊かな豆の風味がお口一杯に甦ります。

赤味噌仕立ての冷製「夏の椀」と「にがうりの白和え」、この二品の夏ならではの味と風味をお楽しみ下さい。


冷製 夏の椀 (和ら絹・焼き茄子・じゅんさい)
にがうりの白和え
季節のレシピ保存版

【2007年6月のレシピ】 絹揚げ

絹揚げと季節野菜のテリーヌ六月、「水無月」(みなづき)。水無月とは、水の無い月と書きますが、水が無い訳ではなく、「無」は「の」という意味で「水の月」という説が主流のようです。陰暦の六月は田植えの時期で、田んぼに水を引くことから「水無月」といわれるようになったといいます。

六月二十二日は夏至にあたり、太陽が夏至点に達するときで、北半球では一年を通して昼が一番長い日に当たります。

京都には、六月の末日に「水無月」という三角のういろうに小豆をあしらった和菓子を食べて、一年の残り後半をまた無事に過ごせますようにと願う「夏越祓」(なごしのはらえ)という行事があります。この水無月を食べると季節は真夏に入ります。

今月は三之助の「絹揚げ」を使ってこんな季節にぴったりの目にも口にも爽やかな料理をご紹介いたします。

お豆腐ミルフィーユ三之助の「絹揚げ」は、絹豆腐を手絞りの菜種油で揚げたやさしい食感の揚げ豆腐です。そのままスライスしてわさび醤油でいただけばまるで口あたりの優しい厚揚げのお刺身。この「絹揚げ」と季節の野菜、そして和の調味料を使ってフレンチテイストの爽やかな“絹揚げと季節の野菜のテリーヌ”と“お豆腐ミルフィーユ”を作りました。ミルフィーユはお豆腐素材4種の食感が絶妙です。テリーヌはレシピの野菜だけでなく、他の野菜でも応用が効きます。その季節ならではの野菜をたっぷり盛り込んだり、配置や色合いを工夫してみても楽しいものです。


絹揚げと季節野菜のテリーヌ
お豆腐ミルフィーユ
季節のレシピ保存版

【2007年5月のレシピ】 ふわふわ

春のふわふわジュレ五月、「皐月」(さつき)。皐月とは、早苗を植える月、早苗月から「さつき」となったという由来があります。

里は、田植えの季節です。一列ごとに並べられた早苗が田んぼの景色に色を塗りこんでいきます。周囲りの山景色もいっせいに衣替えをしたようで、木々たちが若草色に輝いています。太陽の光も、より一層輝き自然に命を吹き込んでいます。光や景色がまぶしいのは、全て命あるものが動き出すからなのでしょうか。すべてが喜びに満ち溢れています。

今月は三之助の「ふわふわ」を使って、“春の光”の中で食事をするような季節感をテーマに「春のふわふわジュレ」というオードブルサラダと「グリンピースご飯 春野菜のふわふわとじ添え」をご紹介したいと思います。

グリンピースご飯 春野菜のふわふわとじ添え三之助の「ふわふわ」は、香り高くとても柔らかな寄せ豆腐です。このふわふわっとした柔らかさと優しい白色。大豆の優しい風味を壊さないように、またこの季節の光の輝きに一層映えるようにと「ふわふわ」には何も味付けや細工をせずにそのまま使いました。また、旬の野菜を使い、春の香りや躍動感を味わいとして記憶できるようシンプルな味付けを意識しました。

料理の中に四季折々の季節感が盛り込まれているのは日本の誇るべき食文化です。今月のお料理で春の輝きを感じていただけたら幸いです。


春のふわふわジュレ
グリンピースご飯 春野菜のふわふわとじ添え
季節のレシピ保存版

【2007年4月のレシピ】 しめじがんも

しめじがんものかぶら蒸し四月、「卯月」(うづき)。春もいよいよ本番に入りました。「卯月」の由来は卯の花が咲く月という意味で「卯月」になったという説と苗作りを始める為に種を植える月ということで「植月」から「卯月」になったという説があるようです。

ようやく気温も安定し、草木が葉をつけ始め、花々が咲き、動物達も活動を開始します。景色に若草色が加わって、生きているものの心を潤してくれます。人々もそんな自然の変化に影響されるのでしょう、新たな気持ちになって活動を開始しはじめます。全てが躍動感に満ち溢れ、命の始まりをもっとも感じる月になりました。

春の和風サラダさて、今月は三之助の「しめじがんも」を使って春の香りたっぷりの「しめじがんものかぶら蒸し」と「春の和風サラダ」をご紹介したいと思います。

「しめじがんものかぶら蒸し」は春の新かぶを使って柔らかな春の季節感を表現してみました。しめじがんも、銀杏、百合根、木耳にきめの細かい春の新かぶのおろしをかけて蒸し、葛でとろみをつけた澄まし汁風の出汁でいただくものです。優しい味に春の花ような柔らかさを感じます。

「春の和風サラダ」は、水菜、山独活(やまうど)、ラデイッシュ、三つ葉、蓮根としめじがんもを合わせ、手作りのごまドレッシングでいただくというものです。こちらは春の香り満載のサラダです。一つ一つの素材が主張しながらもごまドレッシングの香ばしさが全体をまとめてくれる上品な和風サラダです。

どちらも“春らしさ”“春到来の喜び”を味わえるレシピのご紹介です。季節感たっぷりの“春のしめじがんもレシピ”で春味をお楽しみ下さい。


しめじがんものかぶら蒸し
春の和風サラダ
季節のレシピ保存版

【2007年3月のレシピ】  油揚げ

芹ごはん三月、「弥生」(やよい)。厳しい寒さから開放されいよいよ春の到来です。「弥生」とは、全てのものが春の光に包まれ、冬の間に眠っていた植物が一斉に「弥生(いやおい)茂る月」との意味で「弥生(やよい)」と呼ばれるようになったという由来があります。

植物を始め命あるものには“季節”という環境があり、春の芽生えに始まり、夏の活動期、秋の実り、冬のリセットそして眠りと命の営みは循環し、廻ります。

私たちの命の営みを始め、自然万物に包まれているこの世で息づく全てのものは、相互に絡み合って影響し合い、ものごとの始めと終わりや楽しいときや苦しいときを自然界の季節に例えたり、受け止めたりするものです。

今月、三月はそんな一年の出発点、芽生えの季節です。新しい春を食卓に沢山取り込んで季節を存分に謳歌しましょう。

春の袋煮さて、今月は三之助の「油揚げ」を使って春の香りたっぷりの「芹ごはん」と「春の袋煮」をご紹介したいと思います。

「芹ごはん」は油揚げで炊いたシンプルなお醤油ご飯に、この時期ならではの“芹”をさっと湯がいてたっぷり混ぜ込みます。「芹ごはん」をいただくと、一年の流れが一巡し、また一年の始まりが廻ってきた喜びを感じます。

「春の袋煮」は、油揚げに豆腐・大和芋・木耳・絹さや・人参を入れて甘辛の出汁でサッと煮た袋煮です。菜の花の青菜を添えれば、春の菜の花畑を連想させる季節料理になります。

どちらもこの季節ならではの春の香りを楽しめるお料理、存分に“春”をご賞味下さい。


芹ごはん
春の袋煮
季節のレシピ保存版

【2007年2月のレシピ】 煎り豆

煎り豆ごはんの岩海苔にぎり二月。旧暦では、「如月」(きさらぎ)といい、寒さが一段と厳しくなり、着る物を更に着るので「きさらぎ」といわれるようになったといいます。

本来、節分とは「立春」「立夏」「立秋」「立冬」の前日を指し、季節の変わり目を示すものですが、古くは立春正月とされ、一年最後の節分に邪気を払い、服が来るようにと願う“鬼やらい”“厄払い”“豆うち”などの行事から、現代の節分の“豆まき”に繋がって来るようです。

また、“大豆”には、霊的な力があると信じられており、昔から神への供え物として使われ、鬼の目に大豆を投げつければ、鬼退治できるとされ、豆には魔物を滅する「魔滅=まめ」という意味も含まれるようです。

因みに鬼退治のこの豆、生の豆では投げつけたものから芽が出る可能性があるので縁起が悪いと言われ、煎り豆でないといけません。そんな訳で鬼退治は「煎り豆」で行い、年男かその家の主人が歳の数だけ煎り豆を食べて邪気払いをすると言う風習が残ったようです。

煎り豆いなりさて、今月は節分に因み、この「煎り豆」を使った「煎り豆の醤油煮」をご紹介したいと思います。更に「煎り豆の醤油煮」を活用した「煎り豆ご飯の岩海苔にぎり」と「煎り豆いなり」も合わせてご紹介したいと思います。

まずは、「煎り豆」を出汁と醤油でサッと煮た「煎り豆の醤油煮」。予め煎り付けてあるので短時間で煮え、煎り豆煮ならではの軟らかくコクのある独特の食感に仕上がります。これを“おにぎり”と“いなり”に活用します。“おにぎり”には岩海苔の香りを添えて、“いなり”には柚子と胡麻の風味を添えて。

きっと味わう豆の香りの中に、大昔から繋がる季節の行事、先人達の節分への想いや願いがほのかに感じられることと思います。

三之助の「煎り豆」をご賞味下さい。


煎り豆の醤油煮
煎り豆ごはんの岩海苔にぎり
煎り豆いなり
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【2007年1月のレシピ】「只管豆腐」(ひたすらどうふ)

お豆腐雑煮2007年、新しい年が明けました。

一月。旧暦では一月を「睦月」(むつき)といい、一年の始まりに因んで家族が仲睦まじく過ごす正月を意味します。

「新しく始まるこの一年もどうか家族仲睦まじく無事に過ごせますように!」「お米や作物が豊作でありますように!」と誰もが一年を案じ、祈願します。

先人達は豊かな自然の中に季節を感じ、その移ろいの中から生活の知恵や文化を生み出し、長い時間をかけて伝承し、様々な場面に活かしてきました。ちょっとした自然の姿に心を向けること、その中に現在のスピード化時代では忘れかけそうな大切なことが隠されているような気がしてなりません。

今年は、季節感のある美味しいお豆腐の食べ方や利用法をご提案していきながら、自然や季節の移ろい、素材そのものをもう一度じっくり見つめ、その中にある先人達からのメッセージに心を向けられたらと思います。

 皆様、今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

只管豆腐の山芋蒸しさて、今月のお料理は、「只管豆腐」(ひたすらどうふ)を使って新年の始まりに相応しい「お豆腐雑煮」と「只管豆腐の山芋蒸し」をご紹介したいと思います。

一品目の「お豆腐雑煮」はシンプルなすまし仕立ての雑煮に、蒸して温めた只管豆腐、小松菜、大根、人参、生椎茸と小さなサイの目切りの餅を添え、あっさりした雑煮を作りました。冬野菜の味、素材ひとつひとつの味をじっくり味わっていただけるように、丁寧にとった昆布だしに少量の調味料でシンプルな味付けにしてあります。

二品目の「只管豆腐の山芋蒸し」は、只管豆腐に小松菜のみじん切りを沢山入れた大和芋の摩り下ろしをかけ、蒸し上げた料理です。大和芋のトロリふんわりした食感、更に小松菜のみじん切りがさっぱりした味わいをもたらしてくれます。どちらも季節の柚子の香りでお楽しみ下さい。

お豆腐雑煮
只管豆腐の山芋蒸し
季節のレシピ保存版